修復中

 写真家のKさんより電話でカメラバックを作って欲しいとの事。
キチッとしたのは出来ないですよぉ。話しながら、取り合えず
「物を見て下さい。」との事。どんな所に暮らしていらっしゃるのか
見てみたいなぁ〜と思っていたので、家のほうへお邪魔させてもらいました。

 海が木の間から見える小高い所。アトリエの入り口の椅子に座ると、空一杯に桜を眺める事が
出来て、アトリエの窓からはアケビの花がこぼれるように咲いているのが見えて、居心地の良い
Kさんらしい空間でした。
 
 で、現物・・・・・・・。うげっ!!!こ・これぇ〜〜っっ???!!
型紙無しの思うまま縫うのがメインの私。しかし、あの写真を生み出す、この古いカッコいい
カメラのバック。無謀にも、やってみます・・・と持ち帰りました。

 取り合えず、悪戦苦闘の上出来たのが、
 

 気配は、なかなか気に入っているものの、慣れない皮にプラ板を中に挟み込んだりで、
とにかく扱いが難しいっっっ。しかも、頭の想像で作るので、頭もかなり使いました。

 で、形を取るのにお借りした、本物のバックの方も、ついでに修復中。

 昨日の晩片面を仕上げつつ、ドイツの職人さんが作ったんだなぁ〜。どんな人だったろうか・・。
Kさんが使う前はどんな人が使ってたのかなあ〜。と思うと、修復する作業は愛しい作業だなぁ〜。

 Kさんの家を出てすぐの帰り道の海。