桜の色

 昨日のNHK人間国宝の染織家、志村ふくみさんがでていた。
 
 中学か高校の国語の授業で これから咲く桜の枝で染める話が載っていた。
普段授業など、殆ど聞いていなかった私ですが、その文章の美しさから、どんだけ美しいものなのか見て見たい。
と、頭の中は桜の糸の想像でいっぱいになったのを強く覚えている。

 そして、この家で暮らすようになって近所の方が咲く前の枝を剪定した事を聞いて、即効、友人が仲良くしている
染織家に連絡してもらった。すぐに取りに来られたので、枝をもらいに杉林を抜け歩きながら、その国語の教科書に
載っていた話が忘れられないと話したら、彼女は「それ、私の師匠だわ。」と!!
 彼女が弟子としてふくみさんの元にいた時、その取材があったのを覚えていると。
 その時、その染めの話はふくみさんの話だという事知り大興奮!!ふくみさんの本で「色を奏でる」という本があり、
写真と文の美しくて、大好きな本だったし、あの、国語に出ていたのがふくみさんの話だという事。

 それから、しばらくたって、その時の枝で染めた桜の糸。想像していたものとは違ったけれど美しかったなぁ〜〜。