ベートーベン

 ある方から「あなたのイメージだと思ったから・・・」とベートーベンのCDを頂いた。
へっ・・・・??と驚いた。クラシックは聞かないわけではないけれど、全然詳しくない。
 あ〜、この曲好きだなぁ〜っと曲名を調べてみたり、時々ラジオから流れた曲に心がスーッと
感じたり、CDも2〜3枚持ってるだけで・・・。

 どんなイメージなんやろかぁ〜とイソイソと聞いてみるが、今の私の心にはまだまだ
染み入る事はなかった。

 カーラジオから何気に流れていたクラシック。私は気にも留めずに運転していたら、次女が
「これベートーベン??。」と聞くので「ははぁ〜ん、クラシックは全てベートーベンと思っているな。」
などと思っていたら、ラジオから聞こえた「只今の曲はベートーベンの・・・・・。」驚いた!!
 お母さんが聞いていたCDで聞いたと思う。という。

 最近調子が悪かった珈琲ミル。年末に時間をかけて丁寧に掃除した。この珈琲ミルは30年近い付き合いで
若かった10代の頃の私が一目ぼれして、その頃働いていた職場の先輩方々に誕生日何が欲しい??と聞かれ
おねだりして、皆でお金を出し合って買ってもらったという、今思えば信じられないっっっ、ずーずーしいにも
程がある、若気の至りで手に入れた大事なミル。

 今年の正月に実家に転がっていた雑誌の珈琲特集のページを見ていたら、このミルはミルの最高峰と言われる
ザッセンハウスのトルコ式ミルで、ドイツでは別名ベートーベンミルと呼ばれ愛されてるとの事。
 そう聞くと更に、愛着は盛り上がってしまう。


 で、別段次女とベートーベン談義をしたわけでもないけれど、次女が最近、ベートーベンの絵を書く!!
と言い、パソコンでベートーベンの写真をせっせと調べていた。面白かったので、その様子を長女に話したら
プッと吹き出して、「なんでこの頃ベートーベンベートーベンっちゃろか??こないだもベートーベンを
書け書けと私に書かせようとしよったよ。」と。

 意気揚々とベートーベンを書きだした次女。髪の毛から ぐわしっぐわしっっと書いている。
「髪からね!!??顔から書いた方が書きやすくないと??いっつも髪から書くと?」と聞いたら
「いや、いつもは顔から。ベートーベンは髪やもん。」
 あぁ〜〜〜、それ分かるわぁ〜〜。自分が小学生の頃、音楽室の写真見て、ダントツベートーベンが
インパクトが強く、鋭い眼光と激しい髪に、少々怖く感じていたかなぁ〜。

 

 なかなか大作のベートーベンが出来たので、段ボールで額縁作って飾りました。
 いつか、きっとベートーベンを聞いて心にしみる日が来そうな気がしている。