干し柿

 夜中、雨が窓を打つ雨の音で目が覚めた。かなり風が強い!!!
横で寝ていた長女が「怖いっっ!!。」と しがみついてきた。
「あぁ〜っ、干し柿ぬれてしまったぁぁ〜。」とボヤきつつ長女を抱っこして寝た。
 
 干し柿は数日前娘達と一緒に吊り下げたり、もんだりしていたもの。
 

 で、我が家でダントツ早起きの長女。私が起きてくると、部屋に干し柿を並べていた。
外はまだ真っ暗。風も強い。雨は小雨。干し柿は庭の小屋の軒に下がっている。怖がりの長女が
外灯のほの明かりの中、ひとりで、何度も上ったり降りたりしながら柿を棒から下ろし、
部屋まで運んだ事、想像するに、あぁ〜〜〜、頑張ったなぁ〜〜、いい子に育ったなぁ〜、
っとしみじみ。これからの人生、きっと私は干し柿を見る度に、今朝の事を思うだろなぁ〜。