フィードサックの布

 以前、アメリカの骨董などを扱っていたというお客様から布が届きました。

 

 1930年頃、不況や悪天候で農家は大変苦しかったそうです。
元々、家畜用の飼料や小麦粉は会社名や商品名をプリントした生地に詰めて
売っていたものを、あるメーカーがプリント柄の布に替え、
新しい生地を買う余裕のなかった主婦たちはこれを、ほどいて、エプロンや子供服などに
作り変えて使ったそうです。

 そんな話と共に、この布を触っていたら、その頃の主婦たちの話声まで聞こえてきそうな・・・。
素敵な布に触れさせてもらいました!!!