形見

 私の父方のおばあちゃんの形見。大掃除をしていたら出てきた。

 こうやって 人生の所々で、ひょっこりと姿を現すこの時計。

そして、2〜3日私の左手首で過ごしては、又しっかりと直しこんでしまう。

 ネジ巻き式なので、巻くと動く。そして、ずんずん進んでしまう。修理したいけれど・・・。
時計の役割は果たさないこの時計がやっぱり愛しくて、何故、あの時、この時計はどうやって
おばあちゃんの物になったのか聞かなかったのかなぁ〜〜・・?と思う。

 自分で買ったのか、プレゼントで貰ったのか、色々思いを馳せる。
人生の所々に現れる私とおばあちゃんの時間。